2011年6月5日日曜日

博物画的に

日曜の陽も傾きつつある中、炊煙がほのかに我が方丈に香っている。
今日も残りあと僅かだ、案外仕事がはかどったので気分が良い。


近頃、こつこつジンズメイト用の絵を鉛筆で書いている。リトグラフでの製作を断念し、鉛筆とアドビイラストレーターを用いた似非リトグラフで作る事に決めると、現金なもので、とたんに気が楽になった。
イラストレーターは、オフセット印刷、つまりリトグラフが元になっている。だから手法が先祖返りというか、逆温故知新というか、ポストモダンというか、今の技術で過去ぽいものを作るのは楽しいもんだ。
西洋には博物画っていうジャンルがある。それはまだ写真が生まれていない、もしくは発達していない頃に、植物や生物、建築や機械なんかをリトグラフや銅版画で詳細に描いて彩色印刷したものだ。今も多くが残されているけど、その細密描写と美しさには瞠目してしまう。
今回は、そういう博物画っぽくレトロでフューチャーな絵を描いてみようと考えた。
鉛筆画で細かく描画するので、電動鉛筆削りは必携だ。元は電池で動くんだけど、秋葉で部品を買ってきてAC電源で動くようにした。通常6Vの電圧で動くモーターに10Vの過電圧を加えると、若干ケミカルな煙が上がるが、研ぎが鋭くなってロケンロール!。






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